経験を生かせる転職先を探すとき、担当者に相談しながら進めたい場合もあれば、自分で企業を選び、開発チームと直接話したい場合もあります。転職エージェントと求人サービス、企業の採用ページを、必要な支援と自分で進められる範囲から選びましょう。
この記事は、開発・インフラなどの実務経験がある方を中心に、レバテックキャリア、Geekly、Green、企業への直接応募を比較します。代表的な経路の例であり、おすすめ順位やすべてのサービスを網羅した一覧ではありません。求人の紹介や採用、年収の上昇を保証するものでもありません。
紹介対象の職種・経験・勤務地は、サービスと個々の求人の両方で確認が必要です。紹介ページに載る求人の一例を、利用者全員に共通する条件と考えないようにしてください。
何を手伝ってほしいかで応募経路を選ぶ
経験の伝え方を相談したい、希望に近い求人を探してもらいたい、選考日程や条件の確認を支援してほしい場合は、エージェントが候補になります。ただし、紹介を受けられるのはその担当会社が扱う求人の範囲です。担当者との相性や、希望する役割をどの程度具体的に相談できるかも確かめましょう。
企業を自分で調べ、応募書類や日程を管理できるなら、企業と直接やり取りする求人サービスや採用ページも使えます。関心のある技術や事業から企業を見つけられる一方、確認したい条件や質問は自分で整理しておく必要があります。
どちらか一方に決める必要はありません。たとえば、エージェントで相談しつつ、以前から関心のある別の企業の採用ページを確認する使い方も考えられます。同じ会社へ複数経路で応募しないよう、応募先と窓口を一覧で管理してください。参考:リクルートエージェントの併用に関する解説
すでに紹介を受けた企業については、別の経路に切り替える前に、担当者と利用規約を確認しましょう。レバテックの利用規約にも、サービスを介さない利用企業等との直接契約に関する禁止事項があります。一般的な併用と、紹介済み企業の応募経路変更は分けて考える必要があります。出典:レバテック利用規約 第7条
四つの経路で違う点を確認する
次の表は、公式の公開情報で確認できたサービスの仕組みと、利用前に確かめたい点を整理したものです。各サービスの対応地域や紹介可能な求人は変わるため、登録前にも公式案内を確認してください。
表は横にスクロールできます。表へTabで移動し、左右の矢印キーでも読めます。
| 経路 | 公開情報で確認できた仕組み | 自分の条件で確かめたいこと |
|---|---|---|
| レバテックキャリア | ITエンジニア向けの正社員転職支援 書類や面接の支援 条件や入社日の調整を案内 | 希望する職種と経験で紹介可能な求人 勤務地域や出社条件 |
| Geekly | IT・Web・ゲーム業界の転職支援 公式FAQでは無料の相談や書類支援などを案内 | 希望地域での紹介可否 技術や役割への理解 応募前の確認方法 |
| Green | 企業との直接のやり取りやスカウトが基本 求職者の機能は無料 エージェント経由の選考も可能 | 連絡相手が企業かエージェントか プロフィール公開設定 選考の進め方 |
| 企業の採用ページ | その企業が募集する求人や応募窓口を自分で確認 | 募集中の職種 勤務地 応募条件 問い合わせや選考の日程 |
参照した公式案内:レバテックキャリアのサービス紹介、GeeklyのFAQ、Greenのサービス説明とFAQ。確認日:2026年11月6日。
レバテックキャリアは希望する仕事の担当範囲を伝える
相談するときは、使った技術に加え、設計・実装・運用のどこを担当し、次にどこまで担いたいかを伝えると、紹介された求人を比べやすくなります。これは本記事で勧める相談の準備です。
「同じ技術の求人ならよい」ではなく、「レビューを受けながら設計を増やしたい」「運用改善は続けたいが夜間対応の体制を確認したい」と条件を具体化しましょう。レバテックの名称が付く別サービスや、業務委託案件の案内と、正社員向けのキャリアサービスは分けて確認します。
Geeklyは希望地域と応募する意思を確認する
公式FAQでは、東京を中心とする一都三県と、大阪を中心とする二府四県の求人を案内しています。ほかの地域を希望する方は、検索結果に求人があることだけで判断せず、実際に紹介を受けられるか確かめてください。
同FAQでは、他のエージェントとの併用が可能であること、紹介された求人への応募は本人が決めること、応募意思を示した企業に書類を提出することが説明されています。登録後も、応募する求人と提出する書類を自分で確認しましょう。出典:GeeklyのFAQ
Greenは相手と公開範囲を見て使う
公式FAQでは、特定企業へのプロフィール非公開設定や、エージェントからのメッセージ受信設定が案内されています。勤務先への情報公開を避けたい場合は、入力前後に設定の対象や効き方を確認してください。設定があっても、あらゆる経路で転職活動が知られないと保証されるわけではありません。出典:GreenのFAQ
届いた連絡については、求人企業の担当者からなのか、エージェントからなのかを見ます。カジュアル面談やスカウトも、その名称だけで選考免除や内定を意味すると考えず、選考との関係、準備するもの、当日の相手を確認しましょう。
企業への直接応募は募集職種を起点にする
企業の技術記事や登壇資料から関心を持った場合も、その技術を募集職種の配属先が使うとは限りません。公開日、発信したチーム、現在の募集内容を照らし合わせます。
採用ページでは、求人名と募集部署、担当業務、必須条件、勤務地、応募窓口を確認してください。エージェントでも同じ企業を紹介されていたら、送信前に状況を伝え、どの経路で進めるか整理します。直接応募だから採用されやすい、エージェント経由だから不利といった一般化は避けましょう。
経験者だからこそ面談前に用意したいメモ
担当者や企業に、経歴を最初から細かく説明し続ける必要はありません。連載の経験整理の記事を使い、次の内容を短くまとめておくと、具体的な質問に時間を使えます。
- 現在の担当範囲。技術、業務、工程と、自分で判断する範囲。
- 次に担いたい仕事。設計を増やす、特定分野を深める、育成に関わるなど。
- 働く条件。勤務する地域、出社頻度、時間帯、必要な収入。
- 今回変えたい理由。求人を比較するときに重視する点。
- まだ決めていない点。転職時期、職種の変更、条件の優先順位など。
相談時は、たとえば「この経験で応募できる職種は何ですか」「紹介する理由は、求人のどの業務と一致するからですか」「入社直後に期待される仕事は確認できますか」と聞けます。担当者からの提案を、自分の条件に戻して判断するための質問です。
年収の希望を伝えるときは、現在の年収だけでなく、次の仕事の範囲と給与の内訳を見ます。希望額を提示しても、その条件で求人紹介や採用が保証されるわけではありません。
登録と応募を別の判断にする
登録したあとも、紹介された求人を一つずつ確認し、応募するか決めましょう。担当者の説明が自分の希望とずれていたら、「設計を増やしたいという条件が、今回の求人ではどこに当たるか確認したいです」と具体的に伝えられます。
職務経歴書の添削や作成支援を受けた場合も、提出前に実務経験、担当範囲、成果の表現を自分で読み直します。使ったことのない技術や担当していない工程が加わっていたら、修正してください。会社や顧客の非公開情報を添付しないことも大切です。
応募管理には、企業名、職種、応募経路、応募日、選考段階、次の予定を残します。同じ企業の別職種へ応募したいときも、先に進行中の応募を伝え、扱いを確認しておくと行き違いを減らせます。
個人情報については、登録時の利用規約と取扱方針で、何が誰に公開・提供されるかを確認します。プロフィール非公開、連絡の停止、サービス退会、保存情報の削除は、それぞれ同じ手続きとは限りません。詳しい登録後の進め方は、応募経路と登録後の進め方にまとめています。
求人が紹介されない場合や利用を見送る場合
希望条件に合う求人が紹介されなくても、それだけで自分の経験全体に価値がないと判断する必要はありません。そのサービスで扱う求人と、今の希望が合わないことも考えられます。ただし、個別の理由は担当者に確認できる範囲で確かめましょう。
登録できるか、求人が紹介されるか、企業へ推薦されるか、採用されるかは、それぞれ別の段階です。レバテックの利用規約でも、応募を依頼した求人への推薦が行われない場合があると説明されています。出典:レバテック利用規約 第13条
地域を優先したいなら、その地域の企業の採用ページや公的な求人窓口まで見る。職種を変えたいなら、近い経験をどう扱うか確認する。現時点で条件を変えられないなら、登録や応募を急がず情報収集を続ける。こうした選択も残しておけます。
連絡が負担になった場合は、希望する頻度や手段を伝えます。紹介を止めたいときや退会したいときは、進行中の選考の扱いも含めて窓口で確認してください。
まずは、自分が相談したいことを一つ決め、候補の公式案内と求人を確認するところから始められます。複数の登録を一度に増やすより、得られた情報で次の判断ができるかを見ながら進めましょう。
出典と確認日
2026年11月6日に確認した公開情報です。本文の整理方法、質問項目、架空例は編集上の提案です。